きのがっさのしっぽ

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S17最終2028: ぱくぱくカバハッサム

S17お疲れ様でした。
 
今季は本当に苦しかったです。最終日夜までPTが定まらずいろいろ考え試し続け、何とかまとまったPTで最終日に2000までこぎつけることができました。最高最終2028で時間的に力尽きました。
目標には届きませんでしたが、いろいろと勉強になったシーズンでした。 
結果は残せていないですが最後なので記事にします。
 

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※リンクは無断なので何かあったら一言お願いします。
 
構築作成の経緯
構築の原案は、なゆたさんにいただいたステロ+ハッサム+ゲッコウガの構築[1]です。
これをベースに潜りながら弄っていきましたが、最終的には原案とかなり違ったものになりました。
 
構築のコンセプト
コンセプトは参考元に詳しく書かれていますが、ステロを撒いてゲッコウガでスカガブの逆鱗を誘ってメガハッサムで舞うことです。ステロ撒きは個人的に使いやすかったカバにしています。
最終日数日前まではゲッコウガ@珠を採用していましたが、これがどんどん機能しなくなったので結局ゲッコウガは解雇しました。
その枠に入ってきたのがライコウで、最終日の夜にできあがったライコウ入りのこのPTでは、多くのガルーラスタンに対してコンセプト通りの動きで勝てるようになったと思います。(対ガルーラ軸は全勝)
また、相手のスカーフガブリアスの動きを制限することを主な目的として採用したボーマンダに眼鏡を持たせたことで、ハッサムを出しづらい水ロトム入りサイクルなどに対して強く出られるようになりました。この眼鏡マンダにガルーラを加えたサイクル選出を用意したことで、構築の対応範囲が広がったと思います。
ですが、最終的にマンダの必要性はあまり感じず、ガルマンダの部分は全く別のポケモン(ないし型)を採用し展開一本に絞った構築にした方がよかったかもしれないと思っており、そこを煮詰められなかったのは残念です。
 
個別紹介

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165-220-161-x-121-109
バレットパンチ/叩き落とす/剣の舞/電光石火
 
もともとは参考元の最速メガハッサムを使っていましたが、環境のドランが最速主体になったこと、また火力が微妙に足りず耐久もほしかったことから意地耐久振り個体に切り替えました。
 
基本的にはラストに舞える対面で繰り出し、舞って全抜きを目指します。ガルーラスタンに対してはこの子で舞ってゲームエンドの展開を作りやすいため、その点では強力なポケモンであると感じました。
 
電光石火は前期に登場したBウルガモス[2]をステロ+舞で落とせること(バレットだと中乱数)、バシャに通ること、またボルトを叩きと併せ処理しやすいことから多用した技です。ASで馬鹿力を持った所謂馬鹿ハッサムの認知度が非常に高いため、石火の通りはとても良く感じられました。
 
※追記
ステロ+[+2]石火で上位にいたHBベースの眼鏡ウルガモスも落とせるので、電光石火はより必須の技だったようです。
同じく上位にいたさらに耐久の高いアッキウルガモスでも、中乱数で落とせます。
 
 

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カバルドン@ラムの実
215-132-160-x-117-67
地震/欠伸/ステルスロック/吹き飛ばし
 
普通の腕白HDカバ。
もともとはゴツメを持っていましたが、ガルーラゲンガースイクンなどとの対面での安定感が段違いだったためラムを持たせました。ガッサ入りにも出せます。ラムを持たせる案はこちら[3]で発見しました。使用感は非常に良かったです。
 
ステロ要員として一時期ガブなども使いましたが、欠伸による対面操作、砂によるダメージ蓄積、吹き飛ばし持ち、持ち物を固定されない強さからカバルドンに落ち着きました。
 
ガルカバ対面即メガ猫の民はやめていただきたい。
 
余談ですが、カバルドンは砂を吐いている4,5世代グラフィックが好みという方も多いようですが、個人的には4,5世代のカバは見た目が怖くてあんまり好きじゃないです。6世代のカバはぱくぱくしながらどや顔でステロを撒いてその後短い足で一歩下がったりととてもキュートなので大好きです。
 
 

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ライコウ@オボンの実
165-x-95-167-120-183
10万ボルト/目覚めるパワー氷/リフレクター/吠える
 
今回の謎枠。ぱくぱくライコウと呼んでいるお盆吠えるライコウお盆を持っているのはCS個体の使い回しの耐久底上げのため(壁下でガルーラを殴る場合など)なので、耐久に振って襷かシュカを持ったほうがいいかもしれないです。
ちなみにぱくぱくライコウとは、オボンをたべるぱくぱくと吠えるの口ぱくぱくを掛けた最強のネーミングです。
 
ゲッコウガを使っているときにガルーラ軸を相手していて、ステロ(ないし欠伸)のタイミングにウルガモスに引かれてカバを落とされてしまう展開のリカバリーの効きづらさに問題を感じていました。
そこで、死に出しから吠えることでウルガモスを退けてステロを踏んでもらえる、なおかつそこで蝶舞を選択してもらえる(無償で吠えられる)、さらにハッサムにスムーズにつなげられるポケモンでありながら、ハッサムできついスイクンに強いポケモンとして、ライコウを採用しました。
 
技は吠えるは確定で、ガブやガルの地震に対してもハッサムが余裕を持って舞えるようになるリフレクターも確定、あとは適当に10万とめざ氷を入れました。めざ氷はカバを削ったりするのに便利だったのであって良かったです。
 
上記以外の展開でも、マンダが呼ぶボルトを起点にリフレクターを展開したりと活躍の場面は多く、最終日に投入して正解でした。本構築のMVP。
相手からしたらマンダと組んでるので眼鏡、展開系なので身代わり瞑想などを考慮せざるを得なく、ライコウの前で悠長できないのもこちらの展開を助けてくれたと思います。
 
※追記
眼鏡ウルガモスに炎の舞でカバを落とされCが上がる展開は非常に厳しいです。
カバを眼鏡炎舞圏内まで削られてからステロターンに無償でHP満タンの眼鏡ウルガを出されることがないように注意する必要があります。(オバヒで落としてくれる場合は吠えればいいので無問題)
逆にライコウがCSのお陰でステロ+砂*2+10万でHBベースの眼鏡ウルガも落とせるため、一度引かせてしまえばライコウをウルガに突破されることは絶対にないため、眼鏡を持っていたとしてもむしろこちらの思惑通りに動くことができます。したがって眼鏡ウルガが出てくる前にステロを撒くか、欠伸ターンに出させるように気をつけます。
 
 

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ボーマンダ@拘り眼鏡
171-x-100-178-100-152
流星群/龍の波動/ハイドロポンプ/火炎放射
 
眼鏡ボーマンダ。カバ展開の選出をした際に、裏がマンダであることを予想させスカガブに地震を選択させづらくする要員として最初は入ってきました。型を迷っていたところ眼鏡を勧められたので眼鏡にしました。
配分はサザンが重いのでCS。
 
眼鏡にしたことで、結果的にめんどくさいロトムをぶっ飛ばせるようになったのは偉かったです。
型や並びに関してはこちら[4]を参考にさせていただきました。
 
孵化、育成までしてくれたなゆたさん、ありがとうございました。
 
 

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ガルーラ@ガルーラナイト
191-192-121-x-141-123  
秘密の力/空元気/不意打ち/炎のパンチ
 
ボーマンダを出す際のお供として採用されたガルーラ。ガルーラは使いたかったので自然に入ってきて良かったです。
 
眼鏡マンダはサザンと違いスイクンに有利とは言えず、ゲンガーやボルトもめんどくさいのでDに厚い空元気ガルーラを採用しました。
 
眼鏡マンダでカバなどを破壊してガルーラを降臨する動きは単純に強かったです。
 
 

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キノガッサ@拘りスカーフ
135-182-101-x-80-134
馬鹿力/タネマシンガン/岩石封じ/茸の胞子
 
ブログタイトルになってるくせにほとんど登場してないキノガッサをやっと採用できました。
ライコウを投入したあとラストの枠を悩みに悩んだ結果、マリルリスイクンサザンゲッコウガなどに強く、受け気味のサイクルにならない攻撃的なポケモンで、不利対面でも誤魔化せるスカーフキノガッサを最終日の夜に(厳選から始めて)採用しました。スカーフを持たせる案はこちら[5]で発見しました。
 
胞子とマッパは悩みましたが、不利対面や一貫する場面でとりあえず撃てて、無理やりハッサムで舞いにいけたりカバに引いて展開できる胞子を選択しました。ただバシャがきついのでマッパもほしいところです。
 
選出・立ち回り
・vs厨パ系統、ガルクレセウルガ
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大体初手でガルーラがきます。どの技から入るか悩ましいですが、レンチ2発で落ちる可能性があるので欠伸が安定ではあります。そのあとはステロを撒いて、ライコウを後出しないし死に出ししてリフレクターを展開します。ハッサムを最後まで見せないことでメガマンダを警戒させているつもりです。
カバを残すか切るか、地震で削るか欠伸するか、ライコウの行動をどうするかなどはそのときに応じて異なるので、展開系ではあるものの意外と動きは決まりきってないです。とにかく最高の形でハッサムにつなぎます。
バシャがややめんどうですが、これでもかというぐらいウルガモス入りでした。
 
・vsカバガルゲッコ、ゲッコウガ入り厨パ系統
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ゲッコウガがめんどいのでできれば初手にガッサを投げます。カバも重いのでガッサがいるとだいぶ楽です。
そのあとはカバで展開しますが、この場合はガッサをフィニッシャーに置く可能性もあるのでそれを念頭に進めます。
ゲッコウガをなんとかできる自信がわいてきた場合はガッサではなくライコウを出すこともあります。
 
・vsその他
ハッサムの通りが良い場合は
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悪い場合やガルマンダでeasy winできそうな場合は
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カバを投げたくないけどハッサムを出す場合は
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など。
 
総括
ライコウ入りに早くたどり着きたかった、これに尽きます。
最終日までガル軸にも勝ちきれずこれとは全然違う構築で1940スタートで開幕10連敗、1770ぐらいになりそこから改善案を絞り出しライコウ入りに切り替え15-1で2012到達、その後怒涛の悪運で3連敗しましたが4連勝で2028。
ライコウというほとんど使われていないポケモン(のさらに変な型)で戦えたのは楽しかったですし、好きなポケモンであるハッサムやカバ、ライコウ、そして好きな展開系の構築を最後に使えたという点は満足しています(ラティオスがいなかったのは心残りですが)。カバハッサム展開のひとつの形としてこの並びを作れたことはほんの少しだけ、自信になりました。
 
サンムーンでは上位に入れるように、がんばります。
 
参考記事
 
*Special Thanks*
構築案をくれて、いろいろと構築相談に乗ってくれたなゆたさん。
愚痴とかいろいろを聞いてくれて、モチベ維持に貢献してくれたエビィさん。
JOで初対面のときにハッサム構築の詳細を教えてくれて、一度逃げていたハッサム構築にもう一度挑戦するきっかけを与えてくれたrushさん。
 
本当にありがとうございました。
 
ここまで読んでくれた方、並びに対戦していただいたみなさん、ありがとうございました。