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SwSh S4最終R2103/114位 役割スイッチ珠アシレーヌ対面構築

シーズン4お疲れ様でした。
今期は早めの段階で3桁に乗せ、3桁前半で戦い続けて最終日最高95位、最終114位でフィニッシュとなりました。構築自体は穴だらけでしたが単体では強いポケモンを発見できたので記事を上げておきます。(PC閲覧推奨)
(追記)最終レートは2103でした。2100乗っていて素直に嬉しい。

構築経緯

今期から解禁されたアシレーヌが強そうだったのでそこから組み始めました。
元々は優秀な耐性を活かしてサイクルに参加する眼鏡などで考えていましたが、ダイマを切るところまで考えると明確に不利な対面がほとんどなく、初手性能に長けていると感じたため対面寄りの型で考えることに。
命の珠を持つことで対面で倒せる相手が増え、さらに相手サイクルに高負荷をかけて初手から崩す性能を得ることができたため珠アシレーヌを軸に対面構築を組みました。

概要

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基本的に対面での撃ち合いで殴り勝つことを目指します。
初手はアシレーヌから入ることが多く、初手ダイマで崩して勝てそうならダイマを切り、そうでないなら裏のどちらかでダイマを切って詰めることを想定して選出。
対応範囲を広げられるようにクッション枠としてギルガルドとアーマーガアを採用しており、クッションを経由して崩していくパターンも組み込んでいます。このクッション2枠は自身にダイマを切ることで詰めの動きを取ることも可能であり、選出画面で想定していなかった展開になった場合は役割をクッションから詰めに切り替えるルートを選べます。
これによってそれぞれのポケモンが本来の役割を全うできなくても勝ちを拾えることが多かった点が勝率を押し上げてくれました。(構築名の役割スイッチはこれの意です。)

個別詳細

アシレーヌ@命の珠(激流)

175-84-95-194-137-93
泡沫のアリア/ムーンフォース/アクアジェッット/リフレクター

・H-B:189ドラパのダイホロウ(130)耐え
・C:ダイフェアリーで195-96DMドラパを15/16

組み始めの珠アシレーヌダイマなしでも足りる火力と耐久を持っており、ダイマを切ると相性無視で殴り勝つパワーを得ます。さらにリフレクターを採用することで、カビゴン対面の択が非常に安定する上でほとんど撃ち負けなくなるのが強力でした。カビゴンは型が豊富すぎて対処が難しいですが、アシレーヌ自身が誘った上で突破できるためイージーを量産できました。
命の珠は絶妙な耐久を削るデメリットもありますが自ら激流圏内に入れるメリットもあり、具体的にはHBドヒドイデが激流雨ダイストリームで9割削れる、激流雨アリアで硬くないカビゴンがワンパンなど強烈な突破力を持つことができます。
Sラインはミラーやラプラスなどを考慮してある程度振っていますが抜いたり抜かれたりだったのでもう少しだけ振ってもいいかもしれません。
瞬間とはいえ初の2桁に乗せてくれた本構築最強のポケモンでした。

ホルード@気合いの襷(力持ち)

161-118-97-x-97-130
地震/雷パンチ/剣の舞/電光石火

襷による撃ち合い、剣舞による崩し、電光石火での抜きが可能なポケモン。火力がぎりぎりなので意地での採用です。
襷を盾にギャラドストゲキッスを突破したり、剣舞を積むことでカビゴンを強引に突破したいためこの技構成。アシレーヌを初手に置くことでカバルドン入りにもステロを撒かれることなく(そもそも選出されませんが)襷を温存しやすいのも良い点でした。
ダイマを切っても切らなくても柔軟に動くことができ、ホルードがいらない場合は襷を盾に相手のダイマックス技を2回受けるクッションの役割へ転じる動きも検討します。
ノーマルタイプなのでミミッキュやドラパルトのゴースト技に対して択を押し付けられるのも強いです。

アーマーガア@突撃チョッキ(ミラーアーマー)

197-132-126-x-116-114
ブレイブバード/アイアンヘッド/ボディプレス/蜻蛉帰り

クッション枠その①。雑に投げて蜻蛉で対面操作をしかけ、こちらの崩しを補助します。トゲキッスのダイバーン等を受けても生存できるなどクッション性能を重視し持ち物はチョッキ。
基本はクッションですがチョッキ+ダイマックスの対面性能が高いため、相手の選出にアーマーガアが刺さっている場合はダイマを切って詰めるルートにシフトします。一致技2種のダイマックス技が非常に強力なためビルドアップ等を持っていなくてもそれなりの性能を出せました。
数値がすべて足りていないためすべてほどほどのところまで振った中途半端なポケモンに仕上がっています。

ギルガルド@食べ残し

167-x-171-77-182-80
シャドーボール/ラスターカノン/身代わり/キングシールド

・H-B:211ダルマの五里霧地震耐え
・H-D:211ガルドのシャドボを受けて身代わりが貼れる

クッション枠その②。HDに大きく割いて不一致ダイバーンやロトム系統、ラプラスに対しての性能を上げています。
身代わり+キングシールドによるダイマ枯らしと雑な削りが主な仕事ですが、状況に応じてダイマを切って詰めの役割を担います。努力値をすべて耐久に回しているため素でブレード時の耐久が高いのが特徴で、さらにダイスチルを切ることでブレード状態でも十二分の耐久を得ます。ギルガルドは今世代で種族値が下方修正されましたが、ブレード時の耐久は修正されていないため、耐久に努力値を回すとダイマックス時の性能をより引き出すことができます。
同族とのS関係をはっきりさせるためにS無振りとしましたがラプラスに上から零度を当てられまくったので悩みどころです。

ドラパルト@オボンの実(すり抜け)

188-172-100-x-96-181
ドラゴンアロー/ゴーストダイブ/龍の舞/身代わり

H-B:172ドラパのアローをオボン込み耐え

数値の高さから対面での撃ち合いにそこそこ強く、相手の動き次第では身代わり+龍の舞で全抜きの動きが可能なポケモン
ドラパが刺さっている選出にはダイマを切っていき、他にダイマを回したい場合は雑な削りと身代わり+ゴーストダイブでのダイマターン枯らしを狙っていきます。
最終日はあまり出さなかったので要検討枠。

ヒヒダルマ@拘りスカーフ(五里霧中)

181-211-75-x-75-147
氷柱落とし/フレアドライブ/馬鹿力/蜻蛉帰り

がっつり対面選出をする際やダルマで詰めれそうな相手に出すポケモン。基本は初手に置かずにラス1対面で撃ちあったり、蜻蛉で削りながら裏を捨ててダイマターンを枯らしたあとにこいつにダイマを切って詰めるなどの動きを取ります。
比較的きつい相手に選出することが多く選出率も高くはないので、外しケアよりも威力と運勝ちを意識して冷凍パンチではなく氷柱落とし。

まとめ

アシレーヌが強かっただけの構築です。気になった方はぜひお試しください。

*Special Thanks*

構築相談に乗ってくれた(けど結局もらった案は採用できなかった)みなさま
最終日含めランクマ通話に付き合ってくれたシノアリスポケモン部のみなさま